最近「カウンセリング」という言葉を美容院や歯医者などで目にします。
これは、どんなことをするものだと思いますか?
カウンセリングとは「依頼者の抱える問題・悩みなどに対し、専門的な知識や技術を用いて行われる相談援助のこと」と定義されています。このうち「心理カウンセリング」は、依頼者の問題や悩みに対して心理学に基づいた援助を行います。つまり心の専門家であるカウンセラーとの対話を通して、依頼者の問題や悩みが少しでも解決に近づくように、少しでも苦痛が和らぐことを目指します。
心理カウンセリングは、一方的に助言するというのではなく、一緒に考えていくのがポイントです。なぜなら、
そのためには、時間をかけて、じっくりお話をお聞きすることが必要となります。
例えば言いたいことが言えず、人間関係でストレスとなることが多いと悩んでいる方に「もっと自己主張した方がいいですよ」という助言は論理的には間違っていないでしょう。では、それで問題が解決したり、楽になることができるでしょうか?
カウンセリングでは魔法は使えませんし、即効的な効果は難しいかもしれません。初めて受けてみられた時には、「こんなものか」と失望される方もいらっしゃるかもしれません。しかし、人間は思っている以上に心理的ストレスに影響されやすいものです。カウンセリングで、まず話すことで発散し、そのストレスの成り立ちについて理解を深め、ストレス対処スキルを少しずつ習得され、「気付いたら何だか少し楽になったな」「前と変わってきたな」という風になっていただけると考えております。
プレイセラピー(遊戯療法)とは「遊び」を通じた子どものための心理療法です。
子どもは学校、家族、友人関係などがストレスになります。
子どもは自分の気持ちを自覚できなかったり、大人のように「言葉」で表現することが苦手なため、しんどさを分かってもらえずストレスを抱え込むことになり、身体の不調や不登校などに繋がります。
そういった言葉にできない気持ちは、「遊び」という方法で表現されていきます。
カウンセラーは子どもと遊びながら専門的な知識と技術によってその「遊び」の中に表現されている気持ちを読み取り、うまく解消したりコントロールできるように援助します。
また、言葉の遅れ、不注意、コミュニケーションなどの問題を抱えた子どもに対して、遊びを通じてそのような発達の課題のトレーニングに取り組んでいきます。
※当ルームでは、基本は小学生を対象としていますが、中学生以上でも緘黙や自閉症などでは行うこともあります。
グループワークでは、1クール全8回で認知行動療法やコミュニケーショントレーニングを4人前後の人数で行っていきます。
グループ形式で行いますので、同じ悩みを抱えた人の意見が聞けたり、助け合えたりするのも醍醐味です。
最初は恥ずかしかったり抵抗があったりすることもありますが、回数を重ねるごとに慣れていかれる方が多いです。
※開催期間、内容につきましてはトップページに載せますのでご参照ください。
当ルームでは認知行動療法(ものの捉え方や考え方に働きかけて、気持ちを楽にしたり、行動を変えたりする)をベースの考え方に置いてカウンセリングを進めることが多いです。その他、心理学に基づいた助言、心理テストのフィードバック、リラクゼーショントレーニングなど来談者様のニーズに応じたカウンセリングを行います。
心理テストは自分自身を客観的に知るための1つの方法です。発達テストと性格テストがあり、小学生から成人の方を対象に、ご希望やお困り事に応じて行います。
などを考えていく上でヒントを得ることができます。
心理テストだけで、病名診断を下せるわけではありませんが、医師が的確な診断をするためにも役立ちます。また精神障害者手帳、障害年金などを取得するための診断書作成に用いられることもあります。当ルームで行った心理テスト結果を医療機関にお持ちいただくことで、よりスムーズに(機関によってはテストをうけるのに数ヶ月待ちということもあるようです)診察を受けることが期待できます。
当ルームでは心理テストのみの利用も承っております。
その他、当ルームで力になれるようなことであれば相談に応じます。
また、より適切な相談機関をご紹介することができることもあります。
「こんなことで相談にいっていいのかな?」「場違いだとバカにされるのでは?」と心配せずに、まずはご相談ください。